2022年11月17日

ユニバーサルプロットの使用方法

Category: Product News

OpticStudioには、1つか2つの変数に対して、オペランドの数値や評価関数の値がどのように変化するかをプロットすることができる、ユニバーサルプロットという機能が存在します。

この機能は、解析タブのユニバーサルプロットのアイコンからアクセスすることができ、シーケンシャル、ノンシーケンシャルどちらのモードに対しても使用できます。

変数の数によって、1-Dと2-Dを使い分けます。新規作成からユニバーサルプロット用のウィンドウにアクセスして、独立変数X及びYと従属変数となるオペランドを設定することでグラフを作成することが可能です。

従属変数にはオペランドの値を設定して最大6個のパラメータを入力する必要がありますが、これらのパラメータの値の意味は評価関数の設定を行うときと全く同じです。オペランドではなく任意の評価関数も入力することができ、これらの設定は保存し、読み出すこともできます。

 この機能を使うことで、様々なことができます。
例えば以下の例では像面の厚みを変更することで、PSFの焦点位置に対するRMSと同等の解析が可能で、その比較が乗っています。

ユニバーサルプロット | Zemax Community

以下の記事は、現在のところ英語版のみではありますが、ノンシーケンシャルモードの複雑な形状の三次元モデルのサグ量を、NSRAオペランドを使用して測定しています。

https://support.zemax.com/hc/en-us/articles/1500005487681

このほかにも、光源位置を変更した場合のディテクタの数値の取得や、単一レンズの位置が変わった際の影響を調べるなどの使用方法があり、便利に使用できる場面もありますので是非ご活用ください。