2022年10月14日

OpticStudio を用いた、迷光解析シミュレーション – アプリケーション編

Category: Product News

想定している結像系での結像性能や照明系での照射面の性能に気を配りますが、迷光が発生することでせっかく設計された光学系の性能が発揮されないことがあります。このような迷光による予期しない性能悪化を避けるために設計工数を割くことは、光学系によっては重要になります。

9月のこのコーナーでお伝えしました通り、ノンシーケンシャルモードは、複数の光源とディテクタを設定することができ、反射や散乱による相互作用の影響を光線追跡の範囲内で定量的に解析できます。

しかしながら、光学系の光路や像面での状態によって、迷光解析の重要度が異なる場合があります。また、光学系によっては逆光線追跡などのテクニックを使っての迷光解析の負荷軽減や場合によっては自動化を検討することも可能です。

今月は、そのようなことができる、アプリケーションに対して特化した迷光解析事例をご紹介します。

直接的にこれらの手法をそのまますべての光学系に適応できるとは限りませんが、迷光解析の考え方や解析の工夫の参考にしていただければと思います。

分光器の設計方法 – 迷光解析

光学系としては一般的ではありませんが、グレーティングを用いた分光器で発生した迷光を解析する事例を取り上げています。この記事は分光器を設計するための4つの一連の記事の最後になりますが、測定用途の光学系では迷光が性能に大きく影響を及ぼす場合がありますので、重点的に取り上げられています。

ヘッド アップ ディスプレイの迷光解析 - パート 1

ヘッド アップ ディスプレイの迷光解析 - パート 2

ヘッド アップ ディスプレイの迷光解析 - パート 3

一般的に太陽光は輝度が非常に高く、特に屋外や自動車内で使用する光学系にとって、最も厳しい迷光光源となります。これらの記事では、自動車内に設置されたHUDに対して、迷光解析を行った事例になります。この記事は逆光線追跡のための光学系を作成して、迷光の影響を予測してから効率的に解析を行っており、APIを使った自動化などの応用的な迷光解析の事例を紹介しています。