お客様事例

ノートルダム大学天体物理学グループ、大型双眼望遠鏡の回折限界スペクトログラフにおける性能シミュレーションにOpticStudioを採用

インディアナ州にあるノートルダム大学(UND)の物理学科は、地上光学天文学、赤外線天文学、観測天体物理学、理論天体物理学、宇宙論など、多岐にわたる天文学の研究に対応しています。彼らが地上観測で達成した成果の大部分は、世界最高の性能と用途を誇る望遠鏡プロジェクト、アリゾナ州グレアム山国際天文台の大双眼望遠鏡(LBT)との有名なパートナーシップによって生まれています。 

UNDでは当初、2019年にLBTで本稼働を迎えたファイバー集光システムの設計と最適化にZemaxを使用していました。その後UNDでは、LBTの構成要素であるドップラースペクトロメーターの開発に着手しました。このスペクトロメーターに搭載される初めての回折限界スペクトログラフは、太陽系外惑星の超精密なRV研究を用途としています。このような毎秒1 m以下の精度を達成するためには、そのための機能をiLocaterのスペクトログラフに組み込む必要がありました。iLocaterとは、シングルモードファイバー集光による太陽系外惑星の発見と調査に最適化された初の視線速度装置です。

iLocaterチームによるiLocaterの開発、そして将来の回折限界スペクトログラフの開発にとって、ガウスシステムの回折限界性能をエンドツーエンドで正確にシミュレーションおよび追跡する機能は欠かせませんでした。その機能の実現にあたり重要な役割を果たしたのがZemax OpticStudioです。その詳しい内容を、ぜひ完全版にてご確認ください。 

光学設計の業界標準ソフトウェア、OpticStudioを無料試用版にてお試しいただけます。

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