SolidWorks をご利用中の Zemax のお客様へ

Zemax では、お客様にとって最適なワークフローをサポートすることを重要視しているため、この度のダッソーシステムズ社による Zemax のSolidWorksパートナープログラムへの加盟を終了したことに対し、誠に残念でなりません。この決定により、Zemax 社は OpticsBuilder for SolidWorks 製品および OpticStudio のプレミアム版に含まれていた CAD Dynamic Link for SolidWorks のサポートを終了することになりました。

2021 年 9 月にリリースされた OpticsBuilder 21.3 および OpticStudio 21.3 は、SolidWorks プラットフォームとの統合を含むこれらの製品の最後のメジャーリリースとなります。2021 年 11 月 30 日、OpticsBuilder 21.3.2 と OpticStudio 21.3.2 は、SolidWorks 統合をご利用のお客様向けバグフィックスを含む、これらの製品の最後のサービスパックリリースとなります。OpticsBuilder for SolidWorks のインストーラーは、2021 年 12 月 31 日まで Zemax.jp で入手可能です。

よくある質問

OpticsBuilder

OpticsBuilder for SolidWorks のライセンスは更新できますか?

ダッソーシステム社が SolidWorks パートナープログラムの修了を決定したため、2021 年 11 月 3 日以降、OpticsBuilder for SolidWorks のライセンスを更新することはできません。

OpticsBuilder for SolidWorks のサポートは、サブスクリプションを継続したまま受けることができますか?

はい。より限定的ではありますが、引き続きテクニカルサポートを提供することができます。OpticsBuilder for SolidWorks の機能をテスト、メンテナンス、修理することはできませんが、現状でのソフトウェアの活用や変更に伴うワークフローの変更についてサポートすることは可能です。

OpticsBuilder for SolidWorks の最終リリースのバージョンは何ですか?

最後のリリースである OpticsBuilder 21.3.2 は、2021 年 11 月 30 日から利用可能です。このリリース以降、OpticsBuilder for SolidWorks 製品のアップグレード、保守、修理のために Zemax が開発作業を行うことはできません。

Zemax のウェブサイト上で OpticsBuilder のインストーラーが削除されたり、変更されたりすることはありますか?

OpticsBuilder for SolidWorks のインストーラーは 2021 年 12 月 31 日まで Zemax.jp で利用可能で、それ以降は利用できなくなります。OpticsBuilder for Creo のインストーラーは、これらの変更の影響を受けず、引き続き Zemax.jp で利用可能です。

OpticsBuilder for Creo を使用しています。この製品は、SolidWorks との変更によって何かしらの影響を受けるのでしょうか?

いいえ。Zemax は、OpticsBuilder 製品が、優れた光学製品を製造し、より早く市場に投入することをサポートする重要な手段であると考えており、この目標を念頭に置いて OpticsBuilder for Creo 製品の開発を続けていきます。

OpticsBuilder for SolidWorks から出力したデータを確実に保存するにはどうしたらいいですか?

OpticsBuilder for SolidWorks では、STEP/IGES/SAT オブジェクトなどの CAD パーツを使用して.ZBDファイルをエクスポートすることができます。この.ZBDファイルは OpticStudio で開くことができ、さらなる光学解析やアーカイブに利用することができます。さらに、OpticsBuilder for SolidWorks は、光学設計を SolidWorks のパーツ(.SLDPRT)およびアセンブリ(.SLDASM)ファイルへ変換することができます。これらのファイルは、OpticsBuilder for SolidWorks の使用期限が切れた後も、SolidWorks 内の従来の CAD ワークフローで使用するために保存することができます。

近い将来、OpticsBuilder は他のどのようなプラットフォームと接続されるのでしょうか?

Zemax は、OpticsBuilder for Creo 製品の改善と保守を続ける一方で、他のプラットフォームとの統合の機会についても評価を行っています。現時点では、発表の予定はありません。

OpticStudio

SolidWorks Dynamic Link を含むリリースの OpticStudio インストーラーは、Zemax ウェブサイト上で削除または変更されますか?

いいえ。以前のソフトウェアリリースとインストーラーは変更されず、Zemax ソフトウェアリリースポリシーに従って Zemax のウェブサイトで管理されます。

SolidWorks の Dynamic Link を使用して、光学性能に基づいて CAD パーツの寸法を最適化し、公差を与えることができるようになりました。SolidWorks リンクなしでその動作を行うにはどうしたらよいですか?

OpticStudio 22.1 以降で光学モデルを開くと、SolidWorks パーツ (.SLDPRT) またはアセンブリ (.SLDASM) ファイルは、.SAT オブジェクトに変換されます。.SAT オブジェクトで作業する場合、モデルは同じ忠実性と精度を保ちますが、パーツの寸法は最適化または公差ルーティンによって修正することができなくなります。CAD パーツの完全な動的修正、最適化、公差を置き換えるには、Part Designer オブジェクトを使用するか、Creo Parametric または Autodesk Inventor での作業を検討することができます。

SolidWorks のパーツを含むモデルでテクニカルサポートが必要な場合、Zemax からサポートを受けられますか?

テクニカルサポートは継続的に提供できますが、SolidWorks に関連するトラブルシューティング、テスト、修理は行うことができません。Zemax サポートスタッフにシステムを送る前に、SolidWorks パーツまたはアセンブリを STEP、SAT、STL、または IGES 形式に変換し、システムのそのバージョンをサポートする技術スタッフに送ってください。SolidWorks のパーツまたはアセンブリを含むモデルのバージョンを送信した場合、これらのモデルは Zemax のスタッフが開く際に SAT ファイルに変換されます。

SolidWorks のパーツやアセンブリを含む OpticStudio システムはどうなりますか?

リリース 22.1 以降の OpticStudio システムを開くと、SolidWorks パーツとアセンブリは自動的に SAT ファイルに変換され、置き換えられます。元の SolidWorks パーツ (.SLDPRT) およびアセンブリ (.SLDASM) ファイルは変更されずに残りますが、光学システムで使用されることはありません。

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